症状

• 胸やけや呑酸（酸っぱい液体がこみ上げる感じ）を自覚します。
• また胸が詰まるような痛みや、のどの違和感、慢性的に咳が持続する患者さんもいます。

原因

食道に逆流した胃酸により食道粘膜が傷つき、ただれ（食道炎）が起こります。

治療方法

胃酸の分泌を抑える薬が有効です。酸を中和したり、粘膜を保護する薬や、胃腸の動きを活発にして胃酸を小腸に送りこむ薬を一緒に使うこともあります。

症状

• みぞおちに鈍い痛みを感じることが多く、吐き気や胸やけを感じることもあります。
• 潰瘍から出血すると血液が混じった嘔吐物（吐血）や黒い便（下血）が出ることもあります。

原因

多くがヘリコバクター・ピロリ菌の感染によるもので、痛み止めの薬（非ステロイド性抗炎症薬）が原因となることもあります。

治療方法

胃酸の分泌を抑える薬や胃粘膜の防御機能を高める薬を内服します。
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると潰瘍を繰り返したり、胃癌の原因となることがあるため除菌治療を行います。
胃酸分泌を抑える薬と2種類の抗生物質を7日間内服することで70-90％の方が除菌に成功します。